四国八十八箇所霊場第二十二番札所、平等寺の仁王門でござる。
小学生の頃、写生大会で描いたのがこの仁王門。
今日はお遍路さんのお接待に・・・


「阿形像」(あ けいぞう)


「吽形像」(うん けいぞう)

54和音で、最初の「あ」と最後の「ん(うん)」を象った口の形をしているのが仁王さま、この世の隅々まで守ることを表してござる。
また、口を開いて出す音(開声)と閉じて出す音(合声)の組み合わせにより、呼気と吸気という意味も持つらしい。
神社の狛犬・獅子も、一方は口を開けた阿(像)で、もう一方は口を閉じた吽(像)となっている。
つまり、阿と吽で万物の始まりから終わりまでを象徴したものとなる。

「あうんの呼吸」とは、最初から最後まで全てにおいて呼吸の合う、心の通じ合った関係というわけである。